北海道阿寒産ブライオゾーア(コケムシ類)化石

ポリゾア

水質浄化・土壌改良・飼料・防臭・堆肥

Kyowa Original Report

ブライオゾーアを主成分としたポリゾア

 

ブライオゾーア(苔虫類の化石)とその利用効果

ブライオゾーア
ブライオゾーアとは、1000年〜2500万年前に原生していた苔虫類の化石です。北海道阿寒町で発見された群生跡が地殻変動により隆起し地上に現出したものを、掘削・粉砕・乾燥などの工程を施した天然の鉱物資源です。
ブライオゾーアの鉱山では、昔から大型動物が食物の少ない厳寒期に化石を食べる姿が確認されてきました。
これにより、野生の動物が本能的に必要とされる成分が化石に含まれている事が解り、大型動物の飼料としての利用が始まりました。
ブライオゾーアに含まれる腐植フミン酸などの効果が、良質の土壌改良剤として利用され土質の改良効果によって土壌微生物への活性効果を促します。
更に、この微生物への活性効果の応用として、養魚池等のヘドロ処理が可能です。
ブライオゾーアがヘドロをはじめ、窒素・リンなどを吸着し底部で固まる事で含有成分の炭酸カルシウムの働きで水中微生物を活性化させます。
また、アオコなどの発生を抑制し長期的な水質安定化を実現します。
phが弱アルカリ性のため、池等での蚊の産卵を抑えます。(池底汚泥は堆肥、緑化用土として再利用できます。)
ブライオゾーアの特質である多孔質性を利用し、これに反応促進助剤として酸性域では陽イオン、アルカリ域では陰イオンと両性のイオン交換機能を持つ無機のアルミナ珪酸塩等を微量配合する事で、安全且つ無害で再利用性の優れた凝集沈降処理剤及び土壌改良剤として製品化いたしました。
(注:ただの貝化石を使用した製品とは異なります。)


ブライオゾーアは北海道阿寒町蘇牛地区新第三期層から出土します。
苔虫類
学術名:Bryozoa,Polyzoa
触手動物の一網か擬軟体動物の一網とされる。独立した一門と見なされる場合も有る。
蘚(せん)虫類または、蘚苔虫類とも言う。群体で石灰石・角質などの殻を形成し、各個虫は虫室口より体の前部を出し入れさせる。口及びその周辺の触手を伸縮させる筋肉を持つ。淡水産はPhylactolaemata(被喉(こう)類)、海産はGymnolaemata(裸喉類)と二分される。
郡体のからは、塊状・枝状・層状・網状があり、これらはオルドビス紀に出現するが、はじめから多種多様な形態を持つのでそれ以前から生存していたと推定される。
古いものは塊状・枝状が多く、次第に細い枝状のものが増し、デボン紀・石灰紀では網目状のものが多くなる。

ブライオゾーアの幼生体写真です。多孔質なのがよくわかります。(上記の物とは種が違います。)

 ブライオゾーア拡大図


ポリゾア(飼料及び水質土壌改良剤)

ポリゾア原石公開
 
 

ポリゾアは上記のような原石や岩盤を粉砕し製造される良質なブライオゾーア化石です。

モスナイトネオ現物

ポリゾアは、ブライオゾーア(コケムシ類の化石)を原料とした環境に優しい無公害型の土壌改良剤です。
上記北海道阿寒町で採掘される良質のブライオゾーアに各種無機反応促進剤を添加し、約5ミリ大に粉末化した製品です。
ポリゾアは他に存在する、ただの貝化石肥料とは全く違います。

ポリゾア成分
成分 水分 窒素(N) リン酸(P2O5) 加里(K2O) 石灰(CaO) 苦土(MgO) アルカリ分 珪酸(SiO2) 可溶性石灰(S-CaO) 銅(Cu) 亜鉛(Zn) 腐植酸 pH(KCL)
1.86% 0.02% 0.09% 0.08% 28.7% 0.97% 29.4% 29.2% 28.5% 19.2ppm 28.3ppm 1.02% 7.63
現物当り

ポリゾアを田畑に散布したり土に混ぜるだけで、作物に様々な効果を与え収穫率がアップしたり付加価値の高い作物が得られます。


用途
農業用土壌改良剤
詳しくは下記参照。

家畜等用飼料

詳しくは下記参照。

防臭効果
@家畜舎・堆肥等の消臭
家畜舎等に直接散布することで、消臭効果があります。


養魚池の水質浄化安定効果

@炭酸カルシウムの働きで酸素が発生するので、水の上層の水温と水底の水温が均等化し好気性菌、光合成菌が繁殖しやすい。
A消石灰等と異なりコンクリート化しないので池底汚泥は再利用できる。
Bミネラル分が、豊富なため養殖魚の成長を促進する。

水に直接散布するだけで、浄化が可能です。
ポリゾアを、池に直接散布するとこんな感じになります。(夕張石炭の歴史村水上レストランの浄化テスト写真です。)


土壌改質剤としての効果

@浸透性が良く、持続時間が長い
今までの土壌改良剤としての石灰類の使用には、セメント化の問題や浸透力と持続性についての問題が有りましたが、「ポリゾア」に含まれる
塩基類(加里・苔土・石灰)はフミン酸と結合したいわゆる腐植に伴われたものですので土壌の深層部まで浸透し、酸性を中和すると同時に一般的な石灰類の数倍の持続時間を持っています。
最大の特長は、ポリゾアはCaCo3の高圧低温型の鉱物で、ポリゾア構造に配位した元素群は単位の元素より1万〜10万倍もの触媒能力が高く、自分自身は分解せずに他の物を吸着する力が大きい事です。
注:生産性を上げるがために高温をかけると物性が変化し、本来の物性が得られなくなります。この点をポリゾアは特に気をつけて生産されています。
ポリゾアの物性を維持するために、あえて高圧低温にこだわり製品化しています。

A土壌のソフト化を促進します
植物の生育上、土壌中の通気は重要な要素の一つですが、「ポリゾア」の腐植フミン酸とポリゾア構造の働きによって土壌の構造変化(ソフト化)が促進され、通気が良くなります。ソフト化の映像がモスナイトページの映像にありますので、ご確認ください。
この事によって、土壌の物性を高めて根の発育が良くなります。

B保肥力がよくなります
「ポリゾア」は全体がほとんど腐植物といえます。これは、堆肥の数倍にも相当し、豊富な「腐植コロイド」や「珪酸コロイド」の相互作用によって保肥力が良くなります。
また、非可吸体のリン酸肥料との化学反応によりリン酸カルシウムとなり植物体の基本骨格をつくるために特に日射量が少なくても健全な作物が出来ます。
このとき、土壌中の炭酸ガスや酸素濃度も若干増加の傾向を示し、土中の微生物や根の状態を良好にします。

C病害虫に対する抵抗力が増します
「ポリゾア」の珪酸コロイドは可溶性なので、作物の窒素過剰摂取を制御し枝幹茎葉を強くし、病害虫に対する抵抗力をつけます。

D微量要素を多く含んでいます
「ポリゾア」の微量要素は多くが可溶性なので植物に良く吸収されます。
そのため、微量要素欠乏障害が無くなり、加里・石灰・苔土等の塩基の拮抗作用調整に役立ちます。

E微生物の繁殖を盛んにします
腐植を補給し、酸性が中和される事で土壌の物性が高まれば微生物の繁殖が旺盛になります。「ポリゾア」の中にも有効微生物が存在し、更に太古に死滅した
微生物が酸体となって残存しています。これは、植物に対して酸素の働きをするので肥料を与える場合にもこれらの働きから分解が容易になり、経済的に施肥することが出来ます。

土壌改質の場合、散布や直接土に混ぜて堆肥作りに生かせます。


散布例
お茶畑の場合
散布量:1回につき100g〜200g/u程度。
散布時期:お茶の新芽が出る前頃。
散布回数:年二回(収穫にあわせ。)


飼料としての利用と効果
「ポリゾア」は古代海底の各種貝類・海藻類・海水中の微量成分・微生物・海泥の化石(ポリゾア構造)で20種類以上のミネラル分と腐植土から成る総合ミネラルです。
同構造に配位した元素群は生体内で酸素や補酸素を活性化し、酸化還元反応を促進します。更にミネラルのキレート効果(ミネラルを覆うようにして取込む事)により、様々な効果が現れます。
人工ミネラルと違い牛・豚・鶏の嗜好性が高く副作用が無い。

家畜の飼料に混ぜて与えると、効果があります。


ポリゾアの各種データ
ポリゾアの置換性成分分析 ポリゾアの遠赤外線データ

ポリゾア 土壌改良編(PDF版)
ポリゾア 飼料編(PDF版)


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