マグネシウムダイカストの特徴

・ホットチャンバーダイカストが可能
マグネシウムは鋼と反応しにくい為、マシンの射出系を
溶湯の中にセットでき、亜鉛と同様ホットチャンバーダイ
カストによる生産が可能となっています。
また、コールドチャンバーダイカストマシンでの生産も
可能となっており、最近では、大型機を中心に各種タイ
プの給湯装置も、用いられています。

【ホットチャンバーマシン略図】
ホットチャンバーマシン
【コールドチャンバーマシン略図】
コールドチャンバーマシン

・高い生産性
マグネシウムはアルミニウムに比べて同容量あたりの熱容量が小さい事から、
金型内でより早く固まる為、サイクルタイムの短縮が図れます。

・長い金型寿命
マグネシウム溶湯は、金型と反応しにくい為、アルミニウムと比較した場合、
1.5倍から5倍長持ちをします。

・より薄肉化、複雑成型が可能
マグネシウムは、強度・剛性率に優れていることから、他のダイカストでは
困難な大きな薄肉製品や、複雑形状の製品の生産が可能となります。